2008/03/20
鯉金 |
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乗ったり抱いたり |
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鯨 |
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金魚・鮒 |
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鯛 |
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川魚 |
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面子 |
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外道 |
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京都・伏見 鯉抱き金時 丹嘉 大西重太郎作 隈取が印象的な きりりとした金太郎です |
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滋賀・小幡 鯉抱き金時 ちょっとお顔が汚れているのが 残念ですが 優しい眼差しの金太郎が 印象的です |
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愛知・名古屋 鯉抱き金時 名古屋に古くから伝わる型で 立松より野田家に 継承されたものです 高さ29センチ 名古屋のものとしては 大きなものの一つです |
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埼玉・鴻巣 鯉乗り金時 赤物 練物とは おが屑に 生麩糊を加え 練り固めたものを 原料にして作られたもので 土に比べて 軽くて 丈夫なのが特徴です ただ 原料の入手が 簡単ではないので 土人形ほどの 産地の数はありません 主な産地は 鴻巣・御坊・伊勢など 虫食いなどで いささか痛んではいますが 緋鯉に乗って 誇らしげな金太郎です |
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愛知県一宮市 起土人形 鯉抱き金時 先代一夫さんの実家で作られていた 素焼きの鯉金を使って 一子さんが焼きなおし あらためて彩色をしたものです 尾北系の型で 非常に軽く出来ています |
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愛知県碧南市 大浜土人形 鯉抱き金太郎 禰宜田徹さんが創意と工夫を重ねて 製作されています |
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京都・伏見 鯛抱き子供 鯛恵比寿見立てです 古伏見の味わいが 溢れています |
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滋賀・小幡人形 鯛抱き子供 鯉乗り子供 小幡人形の細居文蔵さんは 子供たちの表情を 生き生きと描かれた方でした |
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宮城・仙台堤人形 昭和初期の鯉担ぎと 現在の作風の鯉担ぎ 西の伏見 東の堤といわれ 日本の土人形の 代表的なものの一つです 東北三大土人形の一つで 花巻土人形・相良土人形や 三春張子などにも影響を与え 東北地方の郷土玩具の 源流とも云われています |
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山形・米沢 笹野一刀彫 鯛恵比寿 江戸時代 鷹山公が 領内の産業奨励の為 農民の副業に 作らせたのが始まりです |
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附馬牛 (花巻 遠野郷 孝洞) 鯛乗り恵比寿 高さ約10センチ 紙と粟もち米と土でで作られ 型に入れ 自然乾燥の後、 上薬を重ね塗りし 顔料で彩色を施す 磨きをかけて出された光沢は 附馬牛人形ならではのものである |
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富山 宝船 (鯛恵比寿) とやま土人形伝承会作 あまりにも綺麗な出来栄えで いささか面白みにかけるのが残念な気がします |
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富山土人形 鯛乗り恵比寿 鯛抱き子供 渡辺信秀作 膠が強すぎて 彩色が落ちやすいのが 欠点ですが 時代が経つと それもまた 味わいになるのが 面白いところです |
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岐阜・高山土人形 鯛抱き子供 鯛抱き恵比寿 鯛乗り恵比須 岩光子作 小品ですが独特の素朴さと 生真面目さを感じます 作者の性格が出るのでしょう |
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愛知碧南・棚尾土人形 鯛抱き恵比寿 大きな鯛に押しつぶされそうになっている恵比寿様 何とも楽しげな表情です これほど大きな鯛は 早々 見かけません |
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鹿児島 帖佐土人形 鯛抱き恵比寿 古い人形なので かなり彩色が落ちています 造りがしっかりしているので その造形はしっかりしており 彫りもはっきりしています |
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兵庫 稲畑土人形 鯛抱き恵比寿 こちらのものも 色落ちが大きいのですが 表情の良さと 独特の色合いが残っています |
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愛知・犬山土人形 鯛抱き恵比寿 手に持つと 張子の様に軽く 唇の下の緑の描き入れが 特徴的です ホンワカと楽しげな表情が なんともいえずいい感じです |
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愛知一宮・起土人形 鯛抱き恵比寿 起の この恵比寿様は何か ひと言 云いたげな 表情をされています あまり見つめられたら 返事に困ります(笑) |
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愛知碧南・旭土人形 シャチ乗り童子 高山八郎作 鯱に乗りご満悦の童子です ふくよかなお顔が 印象的な人形です |
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愛知碧南・大浜土人形 鯱乗り童子 禰宜田彰作 旭のものに比べて ひとまわり小さいようです 大浜独特の表情です |
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長野県 中野土人形 河豚乗り大黒 フィギア 本物はとても手に出来ません フィギアで誤魔化しです |
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高松張子(宮内フサ) 嫁入り人形 鯛恵比寿二題 狆鯛 高松の温もりある張子です 祝いの席にぴったり |
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高松嫁入り人形 (大崎文仙堂) 土人形 この人形は 焼いてません ずしりとした重量感があります 保存状態が悪い為か 罅割れ・剥離が 始まってきました 1975年ごろの作です |
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古博多人形(中ノ子勝美) 鯛抱き子供 鯛乗り子供 鯉乗り子供 丸みを帯びた鯛や鯉に 古博多独特の造形を感じます 魚達が 一緒に遊んでくれてるような 気さえします |
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大浜 鯉乗り子ども 片面しかない型を 利用しての再現品 初期の作品ですので 今後どんな人形になっていくか 楽しみにしています |
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名古屋土人形 鯉乗り猿 保管が悪く随分と 色落ちしてしまいました 本来鯉の色はもっと赤く メリハリが利いていました |
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奥飛騨人形 鯉乗り子供 赤ちゃんが鯉の背中に乗って 一緒に泳いでいると言う イメージでしょうか |
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新潟佐渡 古喰庵 鯛抱き猫 俺の物だニャーと 嬉しげに鯛を抱える猫・・・ 気持ちがそのまんま 顔に表われていますねぇ |
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愛知見碧南市 大浜土人形 鯛乗り恵比寿 鯛に馬乗りになった恵比寿様の動きが力強く 生き生きと表現されています |
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四日市 藤井陶楽 鯨土鈴 昔 熊野灘に信心深い鯨の親子が住んでいました お伊勢参りをしようと伊勢湾に入ってきて 湾内を見物していた時の事 富田の漁師に出くわしました その漁師 朝から漁が無く これはよい獲物だとばかりにモリの準備をすると 親鯨は「お伊勢参りに来たのです 見逃してください」と頼みました でも漁師は願いを聞き入れず 親子を仕留めてしまいました それからというもの 富田の漁師の網には一匹も魚が入らず 浜はだんだんと寂れていきました あの親子鯨の祟りに違いないということになり 富田の漁師達は 鯨の供養をし それ以来鯨を捕る事をやめて 勇ましかった鯨捕りを偲んで 祭りには陸上で鯨を追う事にしたということです |
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和歌山 大地鯨土鈴 小出勝昭 作 楽しげに そして悠々と泳ぐ鯨たち 海の大きさと 命の源に感謝 鯨たちの表情に生の慶びをみる気がします |
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南紀白浜 鯨土鈴 |
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高知 土佐張子 鯨取り 鯨に必死にしがみついてる漁師と 遊んでくれている鯨(?) 起き上がりになっているので ゆらゆら揺れると 両者の心情が 何となくわかるような気がして・・ 実に楽しい玩具です |
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高知 土佐張子 鯨車 小さいながらも 鯨の迫力と存在感を写した よく出来た張子です |
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土佐の鯨車 鯨と輪は土 台は木です 土佐の鯨車 はりまや橋畔と 記入のあるものを見た事がありますが どなたの作られたものかは判りません |
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←高知 足摺岬 鯨土鈴 |
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高知 安芸→ 鯨土鈴 |
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奈良 郡山赤膚焼 金魚土鈴 |
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京都 三年坂 ブリキ金魚土鈴 |
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京都 三年坂 金魚土鈴 |
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青森県 弘前市 金魚ねぷた 8月1日より6日間行われる ねぶた祭りに因んだ灯火玩具です 「ねぶた」とは 眠り ・眠たいの意で 仕事の妨げになる睡魔を払うために 大きな作り物を作り練り歩き その興奮の中で睡魔を払う眠流し行事です 写真のものは 弘前の大瀬徳一氏の作です |
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栃木 宇都宮 黄鮒 昔この地方に天然痘が流行した折 釣り人が珍しい黄色の鮒を釣り上げ これを病人に食べさせたら 不思議にも 病気が治ったという伝説があります |
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京都府八幡市 石清水八幡宮 紙鯉 9月15日に行われる 放生会に因んだもので 鯉を放って 緒厄を除く意から作られたものです 長患いの病人の床の下に敷くと 床ずれをしないといわれています 長さ 約70センチ 社務所で授与していただいたものです |
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京都「祇園會山鉾土鈴」 『鯉山』 高さは4.9p、幅は8.5p 中山橘光作 鯉の躍動感が伝わってきます |
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四日市 藤井陶楽 鳥出神社 鯛恵比寿土鈴 鳥出(とりで)神社がある四日市市冨田は 昔から美田が多く土地が豊でした 日本武尊が東夷を終え大和に帰る途中 今の亀山市能褒野で亡くなられ、白鳥となって 恋人のいる今の名古屋市熱田神宮に 向かわれたという伝説があります その白鳥が途中で休憩し、 再び熱田へと飛び立ったところが、 冨田の地で、『飛んだ』がその語源と言われ その場所が、冨田の鯨船祭りが奉納される 鳥出(とりで)神社と言われています。 |
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名古屋土人形 鯛土鈴 長寿・招福としての祝儀縁起として 野田末吉氏が創作したもの 小さな土鈴ですが しっかりとした存在感があります |
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愛知見一宮市 起土人形 鯉土鈴 本来は 破魔矢といわれるこの地方独特の 祝額の飾り付けに使われたもので 鯉のほか黄鯛や松竹梅・恵比寿大黒面などを 飾りつけ 節句などの際に贈られた |
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滋賀・草津 ピンピン鯛 湖東から湖南にかけて 古くから 子供の誕生の際 疱瘡除けのおまじないとして 張子の玩具を贈る風習がありました 男児には赤塗りの「猩々」「起き上がり」「ピンピン馬」 女児には同じく「猩々」「起き上がり」「ピンピン鯛」が贈られました 製作は 草津ではなく 京都ないし大阪でおこなわれていました 優雅な色調と精巧な構造で 滋賀を代表する郷土玩具ですが 現在は廃絶し 作られていません |
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大阪 江口人形 招き猫乗り鯛車 新しい創作の鯛車ですが なんとも楽しいアイデアでよい出来です 今後が楽しみな土人形です |
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堺土人形 鯛車 津塩政太郎(湊焼) 丸丸とした鯛の クリリとした目が なんとも微笑ましい鯛車です |
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産地不明 練り物 鯛車 |
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霧島市隼人町 鹿児島神宮 鯛車 ご神体である山幸彦が海神の宮を訪れ 鯛ののどから釣り針を取り戻すという 海幸・山幸伝説にもとづいたものが鯛車で 子どもの疱瘡除けのまじないとされています 前後の車の大きさの違いで 頭を下げている様に動くさまは 山幸彦にお礼をいっているところだそうです |
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静岡張子 祝鯛 静岡市横田町の西之宮神社の えびす講で売られる 縁起物の一部である掛け魚の張子です 2匹の生の鯛を 口を付け合ってわらで縛り 祝儀の時に出す『掛け魚』といわれる飾り物が その始まりです 他には見られないアイデアとデザインで 静岡張子の代表的なものです |
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大垣 カラクリ人形 鯰押さえ 大垣市八幡神社の例祭 鯰山車(道外坊山車)のカラクリ を模したもので 老人が赤い頭巾をかぶり 瓢箪を両手で振りかざし 暴れ狂う大鯰を押さえようとする 姿を玩具化したものです |
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岐阜 羽島 鯰土鈴 羽柴秀吉の 竹ヶ鼻城水攻めの際に出来た 鯰池の昔話「鯰の恩返し」に 出てきた鯰を再現したもの 色 表情などを変えて 4種あります |
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名古屋土人形 瓢箪鯰猿 瓢箪鯰とは 瓢箪で鯰を押さえるという 要領を得ない様を表わした諺で 神の使いとして尊ばれた猿と 組み合わせ 申年に因み 野田末吉氏が創作したものです |
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旭土人形 鰌すくい 鰌掬いの姿を ユーモアたっぷりの 土人形に仕立て上げた 高山八郎氏の作 |
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北海道 木彫り熊 (鮭) |
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福岡 尾崎人形 ムツゴロウ土鈴 |
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愛知県半田市 東海郷土玩具の会 20周年記念 乙川土人形 面子11種 縁起物の中に 鯛と鯉・鯛恵比寿が 含まれている |
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福岡 筥崎宮 縁起御弾き 筥崎宮に関するものを 題材に作られたおはじき 17種に鯛と亀がある |
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山形・米沢 笹野一刀彫 親子亀 オタカポッポの 削りかけの技法をそのままに 亀をうまく表現しています |
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京都・伏見人形 丹嘉 亀抱き童子 |
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筥崎宮
延喜21年(921)に醍醐天皇の勅によって筑前大分宮から遷座したとされる神社。当時の公式な格の高い神社のリストである『延喜式』神名帳に 祭神は八幡大神及び応神天皇の母である神功皇后、そして玉依姫で、別名・筥崎八幡宮ともいい、宇佐・石清水とともに三大八幡宮に数えられています。 神功皇后が応神天皇を産んだ後、その胎盤を箱に収めて埋め、そこに松を植えた「筥松」が本殿のすぐ脇にあり、この筥松のある岬ということで、「筥崎」と呼ばれるようになったといいます。 蛸 松毬土鈴 |
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福岡 小倉土鈴 平家蟹 | |
福井 ワラ工芸品の飾り海老 道の駅 さかい にて 坂井市主要地方道福井金津線(県道29号) |
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愛知県瀬戸市 陶製 沢蟹 | |
名古屋市 戸部の蛙 陶器の郷土玩具は 長崎の舌だし猿と 2種しかないといわれ 全国でも珍しいものです さまざまな形があり 蛙の生態をよく映している |
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愛知県一宮市 起 六蛙 この蛙さんは 6匹セットで 『六蛙』すなわち 迎えるとか 無事帰るとかの縁起を担いで 作られたものです 背中に子供を乗せた蛙が2組と 小さいのが2匹で 6匹です |
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山形県 下小菅土人形 児雷也 明治末期から大正の初期にかけて 米沢郊外の下小菅で作られた 相良土人形とは違った より土俗的な味わいのある 独創的な土人形で 蝦蟇に食べられそうになっている 児雷也の澄ました表情と 面白い ユニークな意匠に 思わず引き込まれてしまいました |
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旭土人形 鰐 高山八郎翁の 怪新作(笑) 手ひねりではなく 型もあり 土鈴仕立てにされて 猫が鎮座する珍作もあります |
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