郷土玩具ミニギャラリー

MY*ギャラリー ふくいや

2008


11・12月の郷土玩具 名残の干支 子(ねずみ)



 2008年も11月になり
  来年の年賀葉書の発売とかがニュースになっています
今年は 大変な一年でした 
後ひと月半ばかり
まだまだ何が起きるかかわからない 激動の年でもあります
余り振り返りたくない思いもありますが
悪い事ばかりでもなく 良い事も少しはあったでしょうから
ちょっとだけ ネズミ達の事を思ってあげても罰は当たらないでしょう
かつて 年賀切手になったりしたものと
小幡人形(滋賀県)を中心に集めてみました


牛乗りねずみ
天の神様が 地上に住む動物たちの中から12の動物を選ぶように命令され
朝を知らせる鶏 門を守る犬 月を拝む兎 耕作をする牛と馬
山を守る虎と猿 水を治める竜と蛇 人の食物になる猪と未
読経の出来る猫が選ばれました
元旦に南天門の天帝殿についた順に
十二支としていく事になりましたが
真っ先に駆けつけた 牛の背中に乗っていた鼠が
先に飛び降りて 天帝殿に飛び込んでしまったので
鼠が十二支の第一位になってしまいました
怒ったのが猫で 鼠のお蔭で十二支に入り損ねてしまったので
それ以来 猫が鼠を目の敵にして
追い駆けまわすようになったといわれています



今年(2008年)の切手になった
長野県 奈良井土鈴 俵乗り夫婦ねずみ
と 山梨県甲州子土鈴

1984年(昭和59年) 小幡人形 小槌乗りねずみ

1960年(昭和35年) 石川県のカラクリ玩具 米食いねずみ 

1996年(平成8年) 宮城県 堤人形 唐辛子ねずみ
白いねずみと赤いトウガラシは メリハリの効いたな組み合わせで
ねずみが えとの最初だからだというので
「とうがらし」を並べ替えて「えとがしら」からついたという説や
ねずみの繁殖力と トウガラシの種の多さに 
縁起かつぎをしたという説があります



大阪 堺 湊人形 ねずみ絵馬


小幡人形(滋賀県)の 俵乗りねずみ 俵乗り親子ねずみ 猫乗りねずみ

 



9・10月の郷土玩具 首人形

人形芝居の人形を玩具化したものが在り
人形遊びや姉さま遊びに用いるもの
縁起・まじないに関するもの 繰り仕掛けのもの
浄瑠璃人形芝居から生まれたものなど
全国各地に 特色のある首人形が見られました
その一部を紹介します

新潟 佐渡ののろま人形


静岡市清水区 串天神


静岡市清水区 いちろんさんのでっころぼう
愛媛県松山市 鎧人形



鳴門市 阿波(撫養)首人形
岡山の桃太郎首人形



千葉県柏市 下総の首人形
産地不明の牛の首人形
大分市 浜の市の一文人形
香川県琴平町 金毘羅でこ



8月の郷土玩具 岐阜美江寺の蚕鈴




岐阜美江寺の蚕祭(旧正月晦日)
近年は 3月の第1日曜に行われる、
降雨量、農作物、養蚕の収穫量の吉凶を占うお祭りで
蚕鈴は境内で売られた縁起物で
古くから養蚕の盛んなこの地方で 信仰を集めており.
この土鈴を買い求めて 蚕室につるしておくと
害敵の鼠を除き 蚕がよく起き上がると信じられていました
増殖多産を招くとも云われ
盛時には 寺の沿道にズラリと土鈴の店が並んで
「上機嫌 上機嫌」と呼び合い 売り競ったといわれています
この土鈴は 艶やかな原色で彩色し ふんだんに金粉をまぶし
いかにも田舎風の 豪奢さを発散していて
繊細さはさすがにありませんが 素朴な味わいは棄てがたいものがあります
残念ですが 平成16年を最後に 
現在ではこの祭りのときにも 蚕鈴は頒布されていません
数ある日本の土鈴の中でも 東の横綱にあげられる土鈴です
一宮市 富田(旧・尾西市富田)の 起土人形の中島家で作られていました
ちなみに 西の横綱は 三重県伊賀市上野の 楼車鈴です

佐織勝幡郵便局 見に見にギャラリー
近隣寺社の土鈴と縁起物

岐阜市

美江寺
   蚕鈴

美江寺の蚕祭(旧正月晦日) 近年は 3月の第1日曜に行われる、
降雨量、農作物、養蚕の収穫量の吉凶を占うお祭りで
境内で売られた縁起物
古くから養蚕の盛んなこの地方で 信仰を集めており.
この土鈴を買い求めて 蚕室につるしておくと
害敵の鼠を除き 蚕がよく起き上がると信じられ
増殖多産を招くとも云われる
一宮市 真清田神社
  おん馬
  い寿ゞ
尾張一宮 真清田神社の4月3日の桃花祭
(桃の節句に因む氏子崇敬者の厄払いの祭)に
勢ぞろいする飾り馬を模した 土人形と
授与されている おん馬土鈴とい寿ゞ(大・小)
稲沢市 国府宮神社
    大鳴鈴
尾張大国霊神社で 毎年旧暦1月13日に執り行われる
儺追(なおい)神事、通称「はだか祭り」に 用いる鉄製の
大鳴鈴(南北朝から室町時代の作といわれる)を
模して作られた 土鈴
津島市 津島神社
   蘇民将来
全国に約3千社ある津島神社・天王社の総本社
建速須佐之男命を主祭神とし、大穴牟遅命(大国主)を相殿に祀る
津島神社の授与品で 
貧しい蘇民将来と弟の巨旦将来が神(スサノオノミコト)の訪問を受け
すげなく追い返した弟は滅び
貧しくとも温かく迎えた蘇民将来に
  「汝の子孫は門口に〈蘇民将来之子孫也〉と掲げれば
      禍を除き福を与える」と約し
蘇民将来の子孫は繁栄したという説話に基づいて
「蘇民将来子孫也」の札を身につけ お守りとした物です
桑名市 多度大社
 上げ馬絵馬土鈴
 
祭神の天津彦根命は天照大神の第三子で
「お伊勢参らばお多度もかけよ、お多度かけねば片参り」とも詠われた
絶壁を一気に駆け登る、勇壮華麗な神事で豊凶を占う
上げ馬神事(5月4日・5日)の絵馬土鈴
四日市市 諏訪神社
   大入道土鈴
   鯨舟土鈴
諏訪神社の例祭の余興で、
山車や行列などの「黎り」(ネリ)と呼ばれる奉納演技が行なわれた。
戦前までは東海の三大祭などと称された華やかな都市祭礼であったが
戦災などによって 祭りもさびれ
幾多の変遷を経て、現在の大四日市まつりに、姿を替え
夏の風物詩として市民に親しまれています
諏訪神社の祭礼に登場する山車人形の「大入道」を土鈴にしたもの
津市 津八幡宮
   唐人土鈴
津八幡宮の祭礼でおこなわれる
(現在は毎年10月、体育の日の前々日と前日に開催されています)
朝鮮から幕府へ派遣された外交使節(朝鮮通信使)の
風俗を模した唐人踊りを土鈴にしたものです


7月の郷土玩具 お相撲さん




7月といえば 暑い暑い名古屋場所
最近は土俵外の話題の何かと多い大相撲です
以前に比べて もうひとつ身が入らないのは
横綱とか大関で がんばっているのが外人力士ばかりで
何と言っても日本人力士の はがいなさばかりが目につきます
横綱の謹慎出場停止や
若い力士の暴行死の事件
駄目押しからのにらみ合いとか
あまり良い事で話題にならない今日この頃
横綱の人間性とか性格よりも
親方衆や協会の偉いさんの
精神構造を叩きなおさないといけないのかも・・
(ちょっと過激になってしまいました 笑)
これはひとえに日本人の気合の無さからかもしれませんね
土俵の中で もっとお相撲を盛り上げてもらいたいものだと思います


小幡人形(滋賀県東近江市) 大錦

姫土人形(岐阜県可児市) 金太郎の土俵入り




6月の郷土玩具 招き猫




招き猫の由来

薄雲という天禄期の江戸吉原の名妓が
猫を弄んだのに端を発しているといわれ
三毛の子猫を愛していた所 
その猫が死を持って難を救ってくれたという
それに感銘して猫塚を建立したのが 
まねき猫の始まりともいわれていますが
実際には金猫銀猫という売色店があり 
猫が手で(前足)で顔を洗えば
客が来るという俗信から 
金銀色に彩色したまねき猫を
店頭に飾ったのが 始まりといわれています

世田谷豪徳寺 住職の愛猫が 
彦根藩主 井伊直孝を門内に招き入れ
そのため 雷雨を避け
和尚の法談を聞くことができたことを大いに喜び
後に井伊家御菩提所としたという説もあります

高崎・豊岡の招き猫(張子)

農家では繭を齧る鼠除けのまじない
商家・銀行等は金運招福
花柳界・飲食店.では招客万来・商売繁盛
それぞれ縁起物として求められています
今回の展示のものは 25年以上前の物なので 
彩色がおちてきましたが
味が出てきたとも思えます 
長く手を伸ばしているのは 遠くの人を招いて
短く招いているのは 近くの方という説があり
沢山の方に 見てもらえたら幸せです

三河大浜土人形

昔ながらの伝統的な制作方法を引き継ぎ
土人形の製作が続けられています
鯛の前掛けをした猫は いささか得意げで
周りからの目が恐い?(笑)
現在では 大猫も鯛をつけているものを見受けられ
新しい大浜の 猫の形が固まってきたようです


佐織勝幡郵便局 見に見にギャラリー


7月になれば 夏のお祭りシーズンに突入
京都の祇園祭をはじめに盆踊りまで
各地で 盛大にニギヤカに執り行なわれます
祭りに因んだ 土鈴などの展示です



伊賀上野楼車鈴   犬山三光稲荷巻藁舟土鈴
熱田神宮巻藁舟土鈴 郡上白鳥踊屋台土鈴 四日市鯨舟土鈴 唐津くんち山各種
祇園祭土鈴五種

地元の津島神社に 庶民将来は別にして
天王祭りに因んだ授与品や土鈴が無いのが 残念でなりません



4月*5月の郷土玩具 端午の節句にちなんで


今回は 端午の節句 という事で
武者ものと金太郎を中心に飾る事にしました
天神さまと加藤清正の横が少し空いたので
ふくいやさんに置いてあった(ご近所の方の手作り品)
知恵と家の守りのおまじないの フクロウの小間物をお借りして
ご一緒に展示させて頂きました

佐織勝幡郵便局 見に見にギャラリー


郵便局用の展示は 今回も飾りケース
大きさも10〜15センチぐらいの
端午の節句に合わせて 童子物を飾らせ頂く事にしました


伏見の熊金 御坊の虎加藤 相良の矢の根
高山土人形 桃太郎と鬼 卵人形の金太郎 桃太郎



3月の郷土玩具 今月もお雛さま




土地土地により 新暦でおひな様を祝う所と
旧暦で飾る所があります
街中や テレビなどでは
三月三日が過ぎれば すぐにでも桜桜と騒ぎ出し
気の早い人は鯉幟を立てたりとか・・・
そんなにあわてなくてもと思うのですが
今の時代は 次から次へと目先を変えていかないと
時代に取り残されてしまうと思い込んでいるようで
どうにもせわしないものです
其の点 旧暦でお祝いする所は
新のおひな様が終ると さていよいよ飾ろうかという事で
2度おひなさんを楽しめてお得な気がしますが 如何でしょうか
この地方は(海部津島)どちらかというと新でお祝いするので
いつまでもおひなさんというのも気が引けるのですが
今回は 三河三姉妹という事で
若い娘の気分を味わってくださいませ
おひな様は同じ高山土人形でも
小さな5人揃えに代わっています

旭土人形
パラソル娘



大浜土人形
立ち娘
棚尾土人形
立ち娘


佐織勝幡郵便局 見に見にギャラリー


 

2月25日 いつまでも 干支のねずみでは可哀想なので
郵便局も おひな様へ模様替え
今回は 下野佐野土鈴 山口壬三氏の十五人揃えのおひな様土鈴です



2月の郷土玩具 お雛さま


 

今年もおひなさんの季節がやってきました
昨年は.女の子の人形までいっぱい並べて賑やかにしましたが
今年は ちょっと控えめに飾ってみました
立ち雛もこうして並べてみると 各地で個性がある事がわかります
土地土地で 育まれてきた文化伝統を
身近に感じて頂ければ嬉しく思います



愛知県一宮市起 十人揃え土雛

起土人形の この十人揃えのお雛さまは
どこか雅な風になびいているような 
それとも世間の強い横風に耐えているのか(笑)
何か不思議な魅力のある土雛です
ホンワカと伝わってくる土雛の暖かさを感じていだければ幸いです
作者は 当代の中島一子さん


香川高松宮内張子 手捻り立雛

高山土人形(岩光成 作)

岐阜奥飛騨人形 立雛

京都伏見人形 立雛

奈良手向山八幡宮 立雛土鈴

滋賀小幡人形 立雛


我が家から 持ち出したお雛さまの中に
見かけない 可愛いお雛さまが
一緒に 鎮座していました
聞くと 木目込みをなさってみえる方の
手作りのお雛さま達
土の固い 冷たい中に
布の温かみが 加わり
何ともいえない ホンワカとした 空気が漂っています
全国の色々な商店街や街角で お雛様の展示が 取り上げられる昨今
地元でもなんか盛り上らないかなぁと
孤軍奮闘 そのかいあってか賛同者が現れたようです
これからその小さな輪がもっともっと広がっていけば
ちょっと嬉しいかもしれません




一月 干支(子)の土人形 




2008年 平成20年はねずみ年
十二支のなかでも 一番最初の年にあたります
ねずみは 穀物などを食い荒らす害獣ですが
古事記にも 白ねずみが大国主命(おおくにぬしのみこと)の
危難を救ったの説話があります
ねずみは家々の台所の守り神 または五穀豊穣 商売繁盛をもたらす瑞獣とされ
大黒天の使者としても信仰されています

このねずみの土人形は 五体すべて 滋賀県の小幡人形(東近江市)です

牛乗りねずみは 干支の順番を決めるさいに 
一番乗りを目指して朝早く出発した牛の背に乗り
ゴールの寸前に牛の背より飛び降りて 一番になったという逸話によるものです
ちなみに猫は 寝坊をして 十二支の中に入り損ねたとか(笑)

子年の今年も ちょこまかねずみさんの様に動き回る事になりそうです
2008年 良い年になりますように


猫乗りねずみ 福袋担ぎねずみ 牛乗りねずみ
俵ねずみ 俵 親子ねずみ 打ち出の小槌
年賀切手にも採用されました


佐織勝幡郵便局 見に見にギャラリー

切手になった子の郷土玩具


家の近くの さおり勝幡郵便局に 
干支の人形や 郷土玩具を 置かせていただくことになりました
期間限定の 小さな展示です
気がついた人だけが見る事が出来ます(笑)



仙台堤人形 唐辛子乗りねずみ
滋賀小幡人形 小槌乗りねずみ
石川金沢 米食いねずみ
山梨 甲府土鈴
長野奈良井 俵乗り夫婦ねずみ



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