郷土玩具ミニギャラリー

MY*ギャラリー ふくいや

2007

十二月の郷土玩具 名残の干支(亥)




今年もはや 師走を向かえ 年末となってしまいました
早いものです
来年の干支がちょろちょろ顔を出し始めています()
一年の締めくくりにもう一度猪に登場していただきましょう

猪突猛進
豚も煽てりゃ木に登る
後先見ずの猪武者
豚に真珠
猪も七代目には豚になる
猪食った報い
手負いの猪
山より大きな猪は出ぬ
猪見て矢をひく
豚を含めて 諺が浮かびましたが
今年は 後先見ずの猪武者となってしまったようです()

三春張子 名古屋型 
大浜土人形 新田四郎
多治見  亥土鈴
乙川土人形(半田市)
猪土鈴
津島神社 干支守り
(
一刀彫)
産地不明の木彫りの猪


十一月の郷土玩具 だるま




禅宗の始祖 達磨大師の座禅姿を模した縁起物玩具
江戸時代に禅宗が民間信仰として流行した事から
次第に庶民生活に溶け込み 
子供相手のものや縁起物として玩具化されてきました
起き上がり式のものが多く 倒れてもすぐ起き上がるところから
商売繁盛 招福開運のマスコットとして各地の達磨市等で売られています
関東地方では白目の目無し達磨
西日本では黒目の鉢巻達磨が多く見られます

張子・土・木地・その他 さまざまな素材が有ります

名古屋 鉢巻だるま 松山 姫だるま
甲府 信玄だるま 豊川だるま
近江だるま (土鈴) 加賀起き上がり


十月の郷土玩具 犬山土人形





江戸時代 文化文政の頃から伏見人形を模倣し製作が始まり
白い粘土で張子のような薄手の造りで
非常に軽く 明るく淡い彩色に特徴があります
また 彫りが浅い為 人形の表情など
彩色による表現にその力点が置かれ
自由でのびやかな土人形として作られていました
歌舞伎物が多いのは 三河 尾張 美濃の
歌舞伎愛好の土壌によるもので
変化に富んだ軽妙な構図と 
生き生きとした表情に他にはない魅力があります
最盛期は明治二十年頃で 昭和の初期にほぼ廃絶しました
愛知県の 数ある土人形の中でも特に秀逸な人形産地でありましたが
今となっては 残された人形にその思いを募らせるばかりです

阿部貞任
子供大将 恵比寿・大根



九月の郷土玩具 小幡土人形




滋賀県に残る唯一の土人形
それが 小幡土人形(小幡でこ)です
初代安兵衛翁は、はじめ京都通いの飛脚をしていましたが
たびたびの追はぎ、恐かつ、等々に会い
それが為の弁償等の償に余儀なく困り
その末転業を考え、
家にいても出来る仕事と思案のすえ
着眼したのが当時盛んに売られていた伏見人形でした。
その製法を習得し
今から約三百年前(享保年間)小幡で人形を造り始めました。
当時は中山道を往来する人々や近くの子供らに親しまれ、
土産や玩具として需要が多く「小幡でこ」として喧伝され
同業者も明治初期迄は四・五軒ありましたが
現在は細居家のみとなり 
滋賀県に残る唯一の土人形として製作に励まれています
原色を多用し 明るくカラフルな色使いが特色で
伏見人形に比べて より土俗的で 素朴な感じが特色です

展示のものは すべて先代の細居文造さんの作です

饅頭喰い人形 鯉乗り童子
松茸抱き猿 兎の餅つき  立ち福助


八月の郷土玩具 伏見人形 狐



土人形の源流をなす伏見人形
その古い歴史と伝統、そして土地柄、
垢抜けして洗練された作風の中にも庶民の心をひきつける素朴さをなくさず
その夥しい種類、かつての膨大な生産量、全国的な販路を誇ったことなど、
まことに土人形中の圧巻であります
土師部の氏神と宇迦魂神(食物の神)が結びつき 
五穀・農業して祀られたのが伏見稲荷の起源です
「稲荷大神様」のお使い(眷族)はきつねとされており 
白(透明)狐=“びゃっこさん”といってあがめられています
野山に居る狐ではないため 我々の目には見えませんが
伏見人形では この狐にあやかり 狐を題材にした種々の人形が作られています

稲荷の神使いとして 各種作られた狐は
  稲荷の神棚に左右一対とし祀るものが主であるが
  神狐・馬乗り狐・千両箱持ち・口入れ狐・御幣持ち など種類は多い


俵乗り狐(菱屋)

千両箱担狐(菱屋)

太鼓乗り狐

馬乗り狐

千両持ち狐

宝珠抱き狐

白蔵主

刀鍛冶狐



七月の郷土玩具 起土人形



愛知県尾西市富田産
江戸時代中期の頃 名古屋で製作技術を習得した陶工が
この地で創始したものと云う
犬山の土人形の影響を多く受けているが 棚尾土人形の傾向で
大型で歌舞伎物を題材とした物が多い
現在は六代目の 中島一子さんが製作されている
主に岐阜の美江寺の蚕鈴のほか
歌舞伎物 武者人形 が作られていた
この地方の人々の好みを反映して
金彩銀彩を多用し光沢が強い特色がある

パラソル持ち娘
(古作)
織姫(盛装・作業衣)
(一子作)
招き猫
(一夫作)
静御前
(古作)



六月の郷土玩具 旭土人形



今月は 三河旭土人形 高山八郎翁の
歌舞伎物とお伽草子を展示しています

梅王丸と松王丸
(菅原伝授手習鑑 喧嘩の段)


平安時代の菅原道真の失脚から、
富神になって復讐するまでを取り上げた歌舞伎の一場面
二人は兄弟ですが
(皇弟斉世(ときよ)親王の舎人桜丸、
左大臣藤原時平の松王丸、
左大臣菅原道真-菅丞相の梅王丸、
三人は三つ子の兄弟です)

敵対する主人に仕えているので
互いに俵を持って争いをする場面です。

浦島太郎


浦島太郎が竜宮城より 玉手箱を持って 帰還する場面
この作品は 三州瓦の鬼板師といわれる 
斉藤梅太郎が原型を製作し
その型で製作されたものです



My*ギャラりー ふくいやへ戻る

郷土玩具の部屋へ戻る