08/05/31


馬

馬の郷土玩具

郷土玩具の中でも 馬に関するものは 格別多く
 色々な素材(紙・土・木・わら。練り)で造形 彩色され
全国各地 其れぞれに特色や 個性の有る 馬の玩具が見受けられます

八幡馬(駒)・木ノ下駒・三春駒の三駒に代表される
東北地方の馬の木地玩具
そして土人形に登場する数々の馬たち 
各地のわら馬 張子 練物
神社に奉納される絵馬 などなど
数限りない馬の郷土玩具が作られています

人間より数倍力の強い馬は 
以前から交通・運搬・使役などには欠かせない動物でした
鎌倉時代直前の源平・宇治川の先陣争い・義経のひよどり越えなど
馬が戦に欠かせないものとなり 
安土桃山の戦国の世での合戦
江戸時代を経て 明治以降も 
鎮台といわれる兵士や戦争に関するものなども造られ
縁起物にも 数多く登場します

絵馬は 古くは寺社に 
神の乗り物・神馬(しんめ、じんめ)として 
生馬が奉納されていましたが 
馬は高価でなかなか献納できず 
献納された寺社でも馬の世話をするのが大変であるために
馬を奉納できない者は 
次第に木や紙、土で作った馬の像で代用するようになり 
平安時代のころから 
板に描いた馬の絵で代えられるようになりました
そして馬のみならず 庶民の願いによって 
多種多様な図柄が考えられ
人々の心の支えともなりました

唯 単に干支の一つの馬としてではなく
現代にたとえるなら 車であり 作業機械であり  
それ以上に生活で欠かすことの出来ない
仲間であり 相棒でありました
人の生活や生業 争いなどの中にも
犬や猫以上に登場するのが馬です

全国各地には まだまだ沢山の著名な馬玩具があります
その馬の郷土玩具のごくごく一部ですが
個性あふれる 馬の玩具に触れる事によって
馬の郷土玩具の広がりと 面白みを感じていただければと
馬のおもちゃを少しばかり まとめてみる事に致しました



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